自分の講座の受講生に圧倒的な成果を出してほしい!と願う講師の方へ
こんにちは。「教材の力」で学びの場の課題を解決する教材戦略ラボの矢澤です。
私は普段、「学びの場」を主催する講師やインストラクターの方向けに、オリジナル教材の制作プロデュースをしています。
今日は「自分の講座の受講生に圧倒的な成果を出してほしい!」と願う講師の方へおすすめしたい「教材設計のヒント」をご紹介します。
「教材=講座の中で使うもの」とは限らない
皆さんが「教材を作ろう」とか「教材が必要」というとき、その場合の多くは「講座の中で使う教材」を想定されているのではないでしょうか。
実際に教材戦略ラボのもとに寄せられるご相談には、「講師と受講生が講座・研修・セミナー・ワークショップの “中” で一緒に見ながら使うテキスト、ワークブック、資料集、マニュアルなどを作りたい」というリクエストが多いです。
ですが、教材は「講座の中」で使うものばかりではなく、「講座の外」で使うものもあります。
むしろ、受講生に圧倒的な成果を出している講座や研修では、「講座の外」で使う教材がきちんと設計されています。
ここで言う「講座の外」とは、受講生が講師と共にしていない時間と空間のこと。つまり、受講生が自宅や移動中の電車の中、寝る前や仕事の合間といった場面で「自己学習をしよう」と思ったときに使える教材(=自己学習用教材)が充実しているということです。
受講生の学習設計(平たくいうと「カリキュラム」)は、一般的には「講座の中で何をするか」を元に考えられることが多いです。
ですが、受講生の成果を引き上げたいなら、「自己学習のカリキュラム」にこそ目を向けるべきです。
そもそも講座には「時間的」「空間的」な制約がある
講座のゴールに対して、講師が講座「内」で伝えられること・教えられること・指導できることはほんのわずかです。
それに対して受講生はそもそもその講座のゴールを手に入れたくて学びにきているわけで、「もっと学びたい」「もっと練習したい」「もっとうまくできるようになりたい」という意欲を持っています。
となると、「講座外の自己学習の環境(=カリキュラムと教材)をどれだけ充実させられるか?」にこそ、講座の価値を高める伸び代があるということです。
自己学習を「受講生任せ」にしてしまうのは簡単。ですが、「自己学習も含めて」主催者側からカリキュラムや教材を提供するだけで、受講生の成果は驚くほど加速します。
これがこのコラムのタイトル「自己学習用教材を充実させて受講生の成果を引き上げる」の真意です。
「自己学習用教材」を設計する方法
では「自己学習用教材」はどうやって考えるか?
発想するときに立てる問いはこれです。
『受講生が自己学習するときに、あると役立つコンテンツやツールは?』
具体的には、以下の2つのベクトルでの発想が有効です。
▼1つ目:目の前のつまずきを解消する
受講生が自己学習の場面で「講座で学んだこと・やったことを自分で実践しようとしているのに、うまくいかない」というときに役立つコンテンツやツールは?
▼2つ目:より高みを目指す
受講生が自己学習の場面で「講座でやったことや習得したことをさらに深めたい・精度を高めたいのに、その方法がわからない」というときに役立つコンテンツやツールは?
この2つの発想から出てきた内容を、「講座の外(自己学習)で使う教材」として形にしていくのです。
こうすることで、受講生の自己学習がおもしろいほど加速し、自ずと成果も上がっていきます。
以上、「自己学習用教材を充実させることで、受講生の成果を引き上げる」という発想法をご紹介しました。
「講座の中で使う教材はすでに最適化されているけれど、さらなる伸び代を追求したい」というときに、ぜひこの視点を参考にしていただければと思います。
株式会社びぶりあでは、クライアントさんと二人三脚で、受講生の理解度・成果・満足度を高めるためのオリジナル教材を設計・制作しています。
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